在宅医療のプロフェッショナルとして活躍するのぞみの社員たちのエピソードを紹介します。
口先だけの言葉は通用しない。
だから自分を飾らずに実直に取り組んでいく。
医療事業部 メディカルサポーター
2014年入社 商学部出身 K.N
兄が病院で働いている影響で、医療分野に興味を持ったK.N。高齢化社会が進む日本で訪問診療によって医療を支えるという唯一無二のビジネススタイルに魅力を感じ、 のぞみへの入社を決めた。
モットーは、常に相手への尊敬の気持ちを持って人と接すること。今後はクリニックの運営だけでなく、医療法人を担当し、新たなクリニックの 立ち上げなども勉強していきたいと目標を語る。
「地域医療の潤滑油である」
私が担当するのは、非常勤の医師を含めて10名という小さなクリニック。ここでの私の仕事は、医師や看護師が訪問診療に専念できる環境づくりを行うこと。たとえばーカ月先までの医師のスケジュール作成・管理を行うほか、契約施設の担当者さんと打合せをして当クリニックに対する要望や、入居者様と そのご家族からの声などをとりまとめて医師に伝え、今後の方策を協議します。言い換えれば私たちメディカルサポーターは、地域のご高齢者により良い医療サービスを提供するための「潤滑油」の役割を果たしているのだと自負しています。
「口先だけの言葉は通じない」
現在のクリニックでは、私は院内で最も年下です。ですが、医師や看護師、医療事務スタッフに対してお願いしなくてはならない立場です。時には医師が忙しいことを承知で、無理をお願いしなくてはならないこともあります。配属されてから、毎日のコミュニケーションの中で信頼関係を築くことの大切さを痛感しています。それは介護施設との関係も同じ。口先だけの言葉は通用しません。だから自分を飾ろうとせず、実直に仕事に取り組むことを心がけました。その結果、自分に自信がつき、周囲との信頼関係を築くことができたと思っています。
今日からは一人じゃない。
その言葉の重さを胸に刻みつける。
医療事業部 メディカルサポーター
2012年入社 法学部出身 A.Y
就活では職種や業種にこだわらず「自然体で働けそうな会社」で「人と接する仕事」をしたいと思っていたA.Y。その条件に合致したのが、のぞみだけだったという理由で当社へ。
新卒のメディカルサポーター第一期生ということもあり、入社からわずか数カ月で一つのクリニックを任され、苦労しながら自分なりのスタイルを築いてきた。そろそろキャリアとしては中堅といえる彼女だが、仕事が楽しすぎて、「今後もずっとメディカルサポーターを続けたい」と語る。
「地域とクリニックの調整役」
私の仕事は、病院への通院が困難な方を地域の老人介護施設などからご紹介いただき、担当クリニック との間に訪問診療の契約を結ぶこと。いわゆる「新規開拓」です。また、既に当クリニックとご契約をいただいている方とご家族からのご要望を医師にフィードバックしたり、逆に医師の要望を にお伝えしたりします。さらに担当クリニックが質の高い医療サービスを地域にお届けできるよう、理事長や院長、職員らと一緒に経営管理も行います。つまり、最適な訪問診療を実現するための、 「地域とクリニックの調整役」が私たちメディカルサポーターの仕事です。
「今日からは一人じゃない」
私が出会ったあるご高齢者は、ずっと一人暮らしだったため、認知症を発症していたことを誰も知りませんでした。しかし運よく地域の人が気づいたため、その方は施設に入って当クリニックが訪問診療をすることになりました。ところがご家族もおらず、文字も書くことができません。私が手助けして自筆でサインしていただき、ようやく契約書が完成した時、施設の方がその方に声をかけられました。「○○さん、良かったね。今日からはもう一人じゃないよ」。そんな場面に立ち会わせていただき、私も自分のことのように嬉しくなりました。